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Profile

Aina Tsutsumi

療養のため休学していた2024 年から、身近な素材や技法を用いた作品や言葉を交えたインスタレーション作品の制作に取り組んでいる。抑うつ状態を経験したことで、日常生活において見過ごされてしまうような事象や、小さくて些細な存在への眼差しを以前に増してもつことができるようになった。このような眼差しが近年の作品の根底にあり、それらの存在を掬い上げ、提示することを目的として制作を行っている。現代の社会や文化におけるわかりやすさへの志向、複製技術や消費文化を批判的に捉え、視覚的にわかりにくい表現や空間の一回性を意識した表現を行う。近年は技法として縫いを多用し、小さく微細な表現ながらも存在感のある作品づくりに取り組んでいる。多くの作品は、ごく私的な体験や事柄を出発点とするが、最終的に普遍的・社会的な問題へと接続していく。例えば、2024 年の《祈り》では、自身の被災経験から東日本大震災で今もなお行方不明の人々の数を刺繍し、数値として扱われる人々の命の可視化を試みた。2025 年には、一人称記述から論文を書く手法であるオートエスノグラフィーを用いて、芸術実践と「生の実感」について探求する研究を行った。

Profile
2002 宮城県出身
2026 早稲田大学 文化構想学部 表象・メディア論系 卒業
2026 早稲田大学大学院 文学研究科 表象・メディア論コース 修士課程1年
Solo exhibition
2026 「祝福がふりそそぐとき」 DJURGARDEN(東京)
2025 「祝福がふりそそぐとき」 Gallery and Space TATSUMI(東京)
Group exhibition
2023 「編み目に浮かびながら」 東京デザインセンターガレリアホール(東京)
2023 「纏う空箱」 北千住BuoY(東京)
Grant
2023 - 戸部眞紀財団奨学金
2026 - クマ財団 クリエイター奨学金